ブドウの品種まとめました

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ブドウは72品種存在します。

2019年時点で最も栽培されている品種は「巨峰」です。

次いで、「デラウェア」「ピオーネ」「シャインマスカットが続きます。(2022年現在はシャインマスカットが1位になっているようです。)

農水省が公表する「特産果樹生産動態等調査」の最新データを基にブドウ品種ついてランキング形式で見ていきます。

・県別のランキングはこちらです。

2021年産 ブドウ生産量ランキング | うまいもん事典 (msy272.com)

総合ランキング

栽培面積の約26%を占める「巨峰」が1位です。栽培面積は3244ヘクタールです。県別でみると、山梨県、長野県、福岡県を中心に栽培されています。

2位は「デラウェア」で、15%の1882ヘクタールを占めます。山形県、山梨県、大阪府で多く栽培されています。

3位は「ピオーネ」で15%の1875ヘクタール。私が好きなブドウの1つです。岡山県、山梨県、香川県、広島県で多く栽培されています。

4位は「シャインマスカット」で、15%の1840ヘクタール。種なし・皮ごと・甘くて食べやすいなどから人気を高めています。2022年には1位なっているということなので急拡大の様子が分かります。山梨県、長野県、岡山県、山形県などで多いです。

5位は「甲州」で、4%の742ヘクタール、6位は「キャンベルアーリー」で、3%の404ヘクタールでした。この2品種はワインに多く使われています。「甲州」は9割以上山梨県です。「キャンベルアーリー」は北海道、宮城県で多く栽培されています。東北より北で9割以上です。

7位以下は次の通りです。

黒系

黒系ブドウでは「巨峰」が圧倒的です。57%の3244ヘクタールを占めます。県別でみると、山梨県、長野県、福岡県を中心に栽培。

2位が「ピオーネ」で、33%の1875ヘクタールです。岡山県、山梨県、香川県、広島県で多く栽培。

3位が「ナガノパープル」で、3%の164ヘクタールです。長野県オリジナル品種で同県のみ栽培が可能な品種でしたが、2018年から全国で解禁となりました。黒系の有望品種として各地で栽培が進んでいます。2019年時点では長野県のほかに愛知県で実績(1ha)があります。

4位が「藤稔(ふじみのり)」で、3%の151ヘクタール。山梨県や兵庫県で栽培されています。

5位が「オーロラブラック」で、2%の88ヘクタール。岡山県で栽培されています。(山梨県や長野県で見たことある気がしますが、統計では岡山のみ)

6位以下は次の通りです。

白系

白系ブドウは「シャインマスカット」が約91%を占めています。栽培面積は1840ヘクタールです。山梨県、長野県、岡山県、山形県などが中心です。

マスカット系は栽培が難しく、普及していませんでしたが「シャインマスカット」の開発で大きく変化しました。素晴らしい品種開発です。

2位は「瀬戸ジャイアンツ」で、3%の57ヘクタール。8割近くが岡山県です。次いで香川県(3ヘクタール)。

3位は「マスカットオブアレキサンドリア」で、2%の44ヘクタール。岡山県で栽培されています。

4位は「ロザリオビアンコ」で、2%の41ヘクタール。山梨県が最も多い30%。そのほか至るところで少しづつ栽培されています。

以下は品種一覧です。

中粒系

1位は「甲州」で、22%の472ヘクタールです。「甲州」は9割以上山梨県です。

2位は「キャンベルアーリー」で、19%の404ヘクタールです。北海道、宮城県で多く栽培されています。東北より北で9割以上を占めます。

3位は「ナイアガラ」で、19%の397ヘクタール。北海道、長野県や東北で栽培されています。

4位は「マスカットベリーA」で、16%の329ヘクタール。山梨県、山形県、兵庫県など多くの土地で栽培されています。

5位は「スチューベン」で、14%の305ヘクタール。7割以上を占める青森県を中心に東北以北で栽培が盛んです。

6位以下は以下の通り。

小粒系

小粒系=デラウェアといっても過言ではないでしょう。栽培面積は1882ヘクタールで、95%を占めています。山形県、山梨県、大阪府で多く栽培されています。

2位は「早生デラウェア」で、4%の72ヘクタール。山形県、山梨県でほとんど栽培されています。

3位は「キングデラ」で、1%の17ヘクタール。山梨県で多く栽培されています。

以下は一覧です。

・県別のランキングはこちらです。

2021年産 ブドウ生産量ランキング | うまいもん事典 (msy272.com)

この記事を書いた人

農業界に一石を投じようと、脱サラした20代。
「産地統一」という無謀すぎる目標を掲げて産地に乗り込む。
地域おこし協力隊という制度の元、研修中。2025年10月からの独立に向けて栽培技術・経営を学ぶ。
理解=説明可能
アウトプットの場としてブログを書いています。

※イニシャルDに登場する「PROJECT.D」のオマージュです。

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