人で変わる商品の価値

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これからの農業は、農協におんぶに抱っこでは生き残れません。

「作ったものを自分で売る練習をしなければ」ということで、

研修先から柿や梨を仕入れて少しだけ販売をしてみました。

やってみてわかったことは、『SNSは意外と売れる・価格、送料など計算ミスすると利益率がおかしくなる・人で価値が変わる』こと。

簡単なようで奥深く、でも考えすぎても前に進めない。勢いの大事な販売方法と感じました。

柿「太秋」の利益率は26%

秀品の柿を2箱と約10キロの規格外品を4000円で仕入れてきました。

規格外品をタダ当然でいただいたので、利益を出すにはイージーな設定。

インスタのストーリとリール動画、X(旧Twitter)で募集し、決済・配送ツールとしてメルカリを使いました

そして結果がこちら。

利益は10499‐350‐220‐549‐2660‐4000=2720円

利益率は26%でした。

それなりに良い結果ではないでしょうか。

反省点は二つ

一つ目は、送料を相手負担に設定した秀品3・5キロは買取価格の2000円で販売したこと。

「送料が上乗せした価格で、ホントに売れるのか?」と弱気の価格設定。

安くすれば売れるけど、それじゃ意味なかったな~と反省……。

二つ目は、想定した送料で送れなかったことと、安く売りすぎたこと。

3キロ1800円は安すぎ。1800‐120‐50‐180‐1000=450円

1キロ当たりの利益は150円。これはひどい。

80サイズの箱に詰めて送ったのですが、請求されたのは100サイズの1000円。850円の想定だったのに。今回は一箱しかなかったから良かったけれど、これが100、1000箱となると考えると…💦

一応メルカリに問い合わせてみましたが、

だそうです。

ぱんぱんに詰めたから、少しオーバーしたのかな?😢

梨「王秋」は利益率49%

筑波サーキットで2日間販売しました。

下妻市で地域おこし協力隊として出店するブースに置いていただきました。

研修先から一箱(5キロ)を秀品を2000円で仕入れました。農協の引き取り価格よりも安く譲ってもらったので、こちらもイージー設定。10玉を四箱、8玉を一箱。

店頭では8玉を一個500円、10玉を400円にしました。

高めの値段設定にしたので「どうかな~」と思っていましたが

見事に完売。一箱4000円で売れました👏

ロスが一つあったので、売り上げは19600円。利益率は49%と高水準

全国から集まるビックレースの開催日。一日で3000人から4000人が訪れたようです。

この日の参加者はバイク好きで泊りがけで楽しむため、家族を放置。奥さんへのお土産での購入が多いようで財布のひもが緩いみたいです(笑)

2個セットや4個セットなどプレゼントボックスに入れて販売すればもっといいかもしれません。来年は挑戦します!

商品の価値は人で変わる

SNS販売と対面販売を経験して分かったことは、商品の価値は変化するということです。

数年間にわたって筑波サーキットで販売している地域おこし協力隊の力があったからこそ梨を売り切ることができたと感じています。仮に初めて梨を販売した私一人では苦しかったと思います。

たくさんの知り合いがいて、信頼関係がある。そうすると、商品自体の価値も上がる。

その結果、高い利益率になったのだと感じています。

SNSの方では、いつも投稿を見てくださる方に買っていただきました。農業を始めようと頑張っている私への応援として。とてもうれしかったです!

3キロ箱は価格設定を間違えて相当格安でしたが、その他はそれなりの値段で販売できたと思います。

購入を継続してもらうためにはSNSの更新と、交流が不可欠です。これからも積極的に運用したいと思います。

この記事を書いた人

農業界に一石を投じようと、脱サラした20代。
「産地統一」という無謀すぎる目標を掲げて産地に乗り込む。
地域おこし協力隊という制度の元、研修中。2025年10月からの独立に向けて栽培技術・経営を学ぶ。
理解=説明可能
アウトプットの場としてブログを書いています。

※イニシャルDに登場する「PROJECT.D」のオマージュです。

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PROJECT.S~梨産地の統一を目指す若者~

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