栗の品種は全部で43種類。
早生・中生・晩生に分かれています。8月下旬~9月中旬に収穫するのが早生、9月下旬が中生、10月以降に収穫するのが晩生です。
最も栽培されている品種は、中生の「筑波」。続いて同じ中生の「銀寄(ぎんよせ)」、早生の「丹沢(たんざわ)」となっています。
農水省が公表する「特産果樹生産動態等調査」を基に、栗の品種についてランキング形式で見ていきます。
総合
総合1位は「筑波」
全体の31%を占める3062ヘクタール。内訳をみると多い順に、熊本県が28%(868ヘクタール)、茨城県が23%(719ヘクタール)、愛媛県が16%(505ヘクタール)の上位3県で大方を占めます。その他、宮崎県、埼玉県が100ヘクタール超え。計22都府県で栽培実績があります。
2位は「銀寄(ぎんよせ)」
栽培面積は15%の1468ヘクタール。内訳は、愛媛県が25%(373ヘクタール)、熊本県が24%(350ヘクタール)で半数を栽培。その他、兵庫県が13%(187ヘクタール)、大阪府が1%(130ヘクタール)が100ヘクタールを超えています。計19都府県で栽培実績あり。
3位は「丹沢(たんざわ)」
栽培面積は13%の1335ヘクタール。内訳は、熊本県が36%(476ヘクタール)、茨城県が22%(296ヘクタール)、宮崎県が10%(137ヘクタール)です。その他、岐阜、愛媛など計22都府県で栽培されています。
4位は「利平ぐり」
栽培面積は8%の839ヘクタール。内訳は、埼玉県が32%(271ヘクタール)、熊本県が26% (222ヘクタール)、東京都が16%(135ヘクタール)。その他、愛媛、岐阜など計17都府県で栽培されています。
5位は「石鎚(いしづち)」
栽培面積は6%の614ヘクタール。内訳は、愛媛県が42%(258ヘクタール)、茨城県が38%(232ヘクタール)を占めます。上位2県で全体の8割。その他、石川、東京、大分など計15都府県で栽培しています。
- 一覧は以下の通りです。
早生
早生の1位は「丹沢」 総合では3位
栽培面積は早生全体の48%を占める1335ヘクタール。内訳は、熊本県が36%(476ヘクタール)、茨城県が22%(296ヘクタール)、宮崎県が10%(137ヘクタール)です。その他、岐阜、愛媛など計22都府県で栽培。
2位は「国見」 総合では6位
栽培面積は14%の374ヘクタール。内訳は、茨城県が25%(94ヘクタール)、埼玉県が23%(86ヘクタール)、大分県が16%(61ヘクタール)です。その他、兵庫、熊本、京都など計17都府県で栽培されています。
3位は「杉光(すぎひかり)」 総合では10位
栽培面積は8%の224ヘクタール。熊本県のみで栽培されています。
4位は「ぽろたん」 総合では11位
栽培面積は8%の215ヘクタール。内訳は、熊本県が30%(64ヘクタール)、茨城県が21%(45ヘクタール)、埼玉県が17%(37ヘクタール)です。その他、東京、宮崎など計17都府県で栽培されています。
5位は「出雲」 総合では12位
栽培面積は6%の153ヘクタール。内訳は、宮崎、茨城県がともに23%(36ヘクタール)、東京都が20%(30ヘクタール)、埼玉県が18%(27ヘクタール)です。計12都府県で栽培されています。
- 一覧は以下の通りです。
中生
総合でもランキングの高い品種が集まっています。
1位は「筑波」 総合でも1位
栽培面積は中生全体の51%を占める3062ヘクタール。内訳は熊本県が28%(868ヘクタール)、茨城県が23%(719ヘクタール)、愛媛県が16%(505ヘクタール)の上位3県で大方を占めます。その他、宮崎県、埼玉県が100ヘクタール超え。計22都府県で栽培実績があります。
2位は「銀寄」 総合でも2位
栽培面積は24%の1468ヘクタール。内訳は、愛媛県が25%(373ヘクタール)、熊本県が24%(350ヘクタール)で半数を栽培。その他、兵庫県が13%(187ヘクタール)、大阪府が1%(130ヘクタール)が100ヘクタールを超えています。計19都府県で栽培実績あり。
3位は「利平ぐり」 総合では4位
栽培面積は14%の839ヘクタール。内訳は、埼玉県が32%(271ヘクタール)、熊本県が26% (222ヘクタール)、東京都が16%(135ヘクタール)。その他、愛媛、岐阜など計17都府県で栽培されています。
4位は「紫峰(しほう)」 総合では8位
栽培面積は5%の271ヘクタール。内訳は、愛媛県が67%(182ヘクタール)、宮崎県が13%(35ヘクタール)、茨城県が13%(34ヘクタール)。計7県で栽培されています。
5位は「大峰(おおみね)」 総合では9位
栽培面積は4%の268ヘクタール。内訳は、愛媛県が44%(119ヘクタール)、茨城県が35%(95ヘクタール)。計8県で栽培されています。
- 一覧は以下の通りです。
晩生
1位は「石鎚」 総合では5位
栽培面積は晩生全体の57%の614ヘクタール。内訳は、愛媛県が42%(258ヘクタール)、茨城県が38%(232ヘクタール)を占めます。上位2県で全体の8割。その他、石川、東京、大分など計15都府県で栽培しています。
2位は「岸根(がんね)」
栽培面積は33%の348ヘクタール。内訳は、山口県が35%(122ヘクタール)、愛媛県が31%(109ヘクタール)、茨城県が22%の(76ヘクタール)。計12都府県で栽培されています。
3位は「丹波」
栽培面積は8%の89ヘクタール。内訳は、東京都が15%(13ヘクタール)、茨城県が13%(12ヘクタール)、山口県が11%(10ヘクタール)。計15都県で栽培されています。
- 一覧は以下の通りです。
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