梨の品種は58種類。
最も栽培されている品種は「幸水」。次いで、「豊水」「新高」が続きます。
梨は大きく分けて、赤梨、青梨の2種類があります。上位3品種は赤梨。青梨の最上位は5位の「二十世紀」。
今回は、梨全体と赤梨、青梨について農水省が公表する「特産果樹生産動態等調査」を参考に品種構成についてランキング形式で確認したいと思います。
総合ランキング
「幸水」が全体の40%を占める3186ヘクタールで栽培されています。圧倒的1位です。県別でみると、1位の千葉県が737ヘクタールと、2位の茨城県にダブルスコア以上の差で首位です。3位は福島県、4位が栃木県です。
2位は「豊水」で、27%の2112ヘクタール。栽培面積順に千葉県、福島県、茨城県、栃木県です。
上位2品種で7割近くを占めています。
3位は「新高」で、8%の654ヘクタール。熊本県、千葉県、新潟県、茨城県の順で栽培されています。
4位は「あきづき」で、6%の436ヘクタール。千葉県、熊本県、栃木県、福島県の順です。
ここまでは全て赤梨でした。
5位は「二十世紀」で、5%の426ヘクタール。1位の鳥取県が160ヘクタールで、2位の山口県に約4倍の差をつけています。3位は福島県、4位は長野県。青梨は産地編成が大きく違います。
6位以下は次の通りです。
赤梨
赤梨全体の栽培面積は、7277ヘクタールです。
最も生産量の多い「幸水」が3186ヘクタールで全体の44%を占めます。お盆時期に多く出回る品種です。贈答需要も旺盛で単価を高く販売できるため、農家は目を真っ赤にしながら収穫すると聞きました(笑)
2位は「豊水」で、29%の2112ヘクタール。上位2品種で7割以上を占めています。スーパーや直売所で色んな品種を見ていたため、ここまで梨界を席巻しているとは思っていなかったです。
3位は「新高」で、9%の654ヘクタール。新潟県と高知県の品種をかけ合わせから生まれた品種です。「豊水」と「幸水」にここまで牛耳られると他の品種は拡大の余地がありません。
4位は「あきづき」で、6%の436ヘクタール。
5位は「南水」で、3%の204ヘクタール。長野県でほとんど栽培されています。
6位以下は次の通りです。
青梨
青梨全体の栽培面積は、671ヘクタール。赤梨の10分の1ほど。
最も多いのが、「二十世紀」。426ヘクタールで全体の63%を誇ります。恥ずかしながら私は青梨はこの品種しか知りませんでした・・・
2位は「ゴールド二十世紀」で、15%の100ヘクタール。1位の鳥取県で66ヘクタール栽培しています。2位は京都府の14ヘクタール。
3位は「おさゴールド」で、6%で41ヘクタール。8割が鳥取県です。2位は兵庫県。
4位以下は次の通りです。
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