2021年産 イチゴの作付面積・収穫量・生産性ランキング

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栃木県が堂々3冠を達成です。

寒さに比較的強く、高温・乾燥に弱いイチゴはだいたい11月中・下旬から5月頃まで収穫できます。最も収穫量が多くなるのは年明け以降。赤くて甘くてそのまま食べられて、しかも、ケーキやパフェなどデザートに最も相性がいいといっても過言ではない個人的に最高な果物の一つです。(ちなみに農水省の作物統計では果実的野菜として野菜の方にまとまっています)

農水省が公表する作物統計を基に、作付面積・収穫量・生産性をランキング形式で見ていきたいと思います。生産性から見た10アール当たりの売り上げも掲載しています。

作付面積ランキング

全国の作付面積は、4930ヘクタールです。

1位は栃木県で、10%の509ヘクタール。

栃木県には、「とちおとめ」を筆頭に、大玉の「スカイベリー」、白い「ミルキーベリー」、夏に収穫できる「なつおとめ」などさまざまな県オリジナル品種があります。2020年には「とちあいか」という品種も誕生しました。この品種は「栃木i37号」として19年から流通。「おいしい」と評判の品種です。

また、同県にはイチゴの総合的な研究開発拠点となる栃木県農業試験場「いちご研究所」があります。新品種の育成や新技術の開発に加え、新たに消費動向などの調査・分析や、研修などに取り組んでいます。「いちご王国」さすがです。

栃木県のいちご生産状況は次のとおりです。

〇収穫量は22,700tで、昭和43(1968)年産から令和2(2020)年産まで53年連続日本一

〇作付面積は518haで、平成13(2001)年産から令和2(2020)年産まで20年連続日本一

〇産出額は268億円で、平成7(1995)年から令和元(2019)年まで25年連続日本一 

引用:栃木県/全国のいちご生産割合 (tochigi.lg.jp)

2位が福岡県で、9%の428ヘクタール。

県オリジナル品種「あまおう」(赤い、丸い、大きい、うまい)が、福岡イチゴをけん引しています。なんと、21年度の販売単価は1キログラム当たり1548円と、18年連続で日本一。

面積の内訳で見ると、上位2県がトップ産地と言えそうです。

3位は熊本県で、6%の268ヘクタール。県オリジナル品種として「ゆうべに」「ひのしずく」が有名です。夏用品種として「熊本VS02E」もあります。

4位は静岡県で、6%の292ヘクタール。県オリジナル品種に「紅ほっぺ」「きらぴ香」などがあります。県によると、栽培している品種の割合は76%が紅ほっぺ、13%が章姫、11%がきらぴ香(2015年時点)。

5位は長崎県で、5%の266ヘクタール。「恋みのり」「ゆめのか」「こいのか」を主力に栽培しています。

6位は愛知県で、5%の254ヘクタール。「とちおとめ」「紅ほっぺ」「章姫」「ゆめのか」を中心に栽培しています。

7位は茨城県で、5%の240ヘクタール。オリジナル品種「いばらキッス」「ひたち姫」や「とちおとめ」などを栽培しています。

8位は千葉県で、5%の218ヘクタール。2020年にオリジナル品種「チーバベリー」を発表しました。

  • 一覧は以下の通りです。

収穫量ランキング

全国の収穫量は、16万4800トン

1位は栃木県で、15%の2万4400トン。作付面積も1位。

2位は福岡県で、10%の1万6600トン。面積も2位。

面積では1%差でしたが、収穫量では栃木が大きくリードしました。

3位は熊本県で、7%の1万2100トン。面積も3位。

4位は愛知県で、7%の1万1000トン。面積は6位。

5位は長崎県で、7%の1万700トン。面積も5位。

6位は静岡県で、1万500トン。面積は4位。

  • 一覧は以下の通りです。

生産性ランキング

全国の10アール当たり収量は3340キロ

平年(過去5年平均)の11月から3月の1キロ単価は、おおよそ1300~1600円※でした。

1位は栃木県で、4790キロ。10アール当たりの売り上げは622万7000円~766万4000円。面積・収穫量も1位。

2位は佐賀県で、4610キロ。売り上げは599万3000円~737万6000円。面積は9位、収穫量は8位。

3位は愛知県で、4320キロ。売り上げは561万6000円から691万2000円。面積は6位収穫量は4位。

4位は熊本県で、4070キロ。売り上げは529万1000円~651万2000円。面積・収穫量ともに3位。

5位は長崎県で、4020キロ。売り上げは522万6000円~643万2000円。面積・収穫量ともに5位。

6位は香川県で、7位に福岡県となっています。

  • 一覧は以下の通りです。

※1キロ当たりの価格は、農水省が公表する「青果物卸売市場調査(日別調査)から概算。対象市場は東京都中央卸売市場(大田市場・豊洲市場・豊島市場・淀橋市場)のみです。出荷時期や他地域の卸売市場の価格などは参考にしていません。

この記事を書いた人

農業界に一石を投じようと、脱サラした20代。
「産地統一」という無謀すぎる目標を掲げて産地に乗り込む。
地域おこし協力隊という制度の元、研修中。2025年10月からの独立に向けて栽培技術・経営を学ぶ。
理解=説明可能
アウトプットの場としてブログを書いています。

※イニシャルDに登場する「PROJECT.D」のオマージュです。

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