2021年産 普通温州ミカンの栽培面積・収穫量・生産性ランキング

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栽培面積、収穫量1位は静岡県生産性1位は愛媛県です。

普通温州ミカンは、おおよそ12月から2,3月頃までのミカンを指します。ミカンからよく連想される「こたつでミカン」は、時期的にこのミカンといえるでしょう。(統計では、早生・ハウスが含まれています)

農水省が公表する作物統計を基に、普通温州ミカンの栽培面積・生産量・生産性についてランキング形式で見ていきたいと思います。

栽培面積ランキング

1000ha以下がその他

普通温州ミカンの栽培面積は1万6300ヘクタールです。温州ミカン全体(3万7000ヘクタール)のうち44%を占めます。

1位は静岡県で、22%の3610ヘクタール。県では「青島温州」という品種に力を入れています。温州ミカン栽培面積のうち半分以上がこの品種を栽培しているようです。糖度が高く濃厚な味わいが特徴です。また、沼津地域のオリジナル品種「寿太郎温州」も有名です。アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」で登場したことでも知られています。

2位は和歌山県で、16%の2700ヘクタール。「向山温州」や「林温州」が中心的な品種です。

3位は愛媛県で、14%の2220ヘクタール。「南柑20号」「石地」「南柑4号」などが作られています。

4位は熊本県で、8%の1290ヘクタール。

5位は長崎県で、7%の1130ヘクタール。

6位以下は次の通りです

収穫量ランキング

2万トン以下がその他

全国の収穫量は、30万6900トン。温州ミカン全体(74万9000トン)のうち41%を普通温州が占めています。

1位は静岡県で、23%の7万トン。栽培面積も1位。

2位は和歌山県で、16%の5万7200トン。栽培面積も2位。

3位は愛媛県で、17%の5万1100トン。栽培面積も3位。

上位3県で60%ほど占めます。

4位は熊本県で、9%の2万8800トン。栽培面積も4位。

5位は長崎県で、6%の2万100トン。栽培面積も5位。

  • 6位以下は次の通りです

生産性ランキング

全国の10アール当たり収量は1880キロ。

2019・20・21・22年の12月〜2,3月の全国の中央卸売市場における早生温州ミカンの1キロ価格はおよそ250円〜300円※でした。

1位は愛媛県で、2300キロ。10アール当たりの売り上げは、57万5000円~69万円。栽培面積・収穫量はともに3位。

2位は佐賀県で、2280キロ。売り上げは57万~68万4000円。栽培面積は7位、収穫量は6位。

3位は熊本県で、2230キロ。売り上げは55万7500円~66万9000円。栽培面積・収穫量ともに4位。

4位は和歌山県で、2120キロ。売り上げは53万円~63万6000円。栽培面積・収穫量ともに1位。

  • 一覧は以下です。

※1キロ価格は農水省の「青果物卸売市場調査(日別調査)」を基に算出。出荷時期や品種など全く考慮していませんので、ご参考程度にご覧ください。

この記事を書いた人

農業界に一石を投じようと、脱サラした20代。
「産地統一」という無謀すぎる目標を掲げて産地に乗り込む。
地域おこし協力隊という制度の元、研修中。2025年10月からの独立に向けて栽培技術・経営を学ぶ。
理解=説明可能
アウトプットの場としてブログを書いています。

※イニシャルDに登場する「PROJECT.D」のオマージュです。

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