鍋の季節がやってきました。
モツ鍋、チゲ鍋、ちゃんこ鍋などなどたくさんの「鍋」があります。
その中で異彩を放つのが、イノシシ肉を使ったぼたん鍋。
イノシシ肉は「臭いそう」「野性味が強そう」「硬そう」のようなイメージがあると思いますが、地元の加工場で処理されたイノシシ肉は臭みがなく美味です。
いつもと違う鍋を食べたい!そんな時にぜひぼたん鍋を!
なんでぼたん鍋っていうんだろう?
イノシシ肉を使った鍋なのにどうして「ぼたん鍋」と呼ばれるのでしょうか?
諸説あるようです。
1.「馬肉の「桜鍋」、シカ肉の「紅葉鍋」同様、植物に例えられた名称だが、肉が紫紅色でボタンの花に似ていることから、この名がついた。
2.猪肉は脂身がちぢれて牡丹の花のように見えるところから「牡丹」とも呼ばれた。
3.日本に仏教が伝来し、肉食が禁じられたものの、実際にはかなり市中で獣肉が出回っていた。中でもイノシシの肉は、「山鯨」と称して食べ続けられた。隠喩として「ぼたん」と呼ばれていた。
などなど、たくさんの説が出てきました。
私的には、牡丹の花に似ているから牡丹と呼ばれてたのかな〜と勝手に推測しています。
ちなみに牡丹の花はこんなのです。
そしてイノシシ肉は…
中心は牡丹に見立てて、花のようになっています。
この鮮やかな赤身と外側の白い脂身が牡丹に見えてきましたよね?笑
ロースの部位を使っているそうです。
どんな味?
白味噌ベースの鍋に野菜とイノシシのロースを豪快に入れます。
いい具合に煮込んだらたべるだけ。簡単ですね!!
脂身が大きくて「脂っこそう」と感じられかもしれませんが、そんなことはありません。
豚に比べて、とてもあっさりしています。甘みも感じました。
固くもなく、かなり食べやすい肉でした。もはや、美味しいです。
イノシシは野生の生物です。野山を走り回るため、筋肉(赤身)が多く脂身が少ないのが特徴なんです。(みかん産地のイノシシをはみかんをよく食べているからか、特に美味しい肉質になるとき来ました笑)
イノシシはどこにいるの?
イノシシは全国各地にいます。
絶滅したと言われてい東北以北でも最近は、見かけられるようになったそうです。
少子高齢化、東京一極集中などによって田舎の人口が減少しています。人間の活動範囲が狭まっていることでイノシシが活動範囲を広げ続けているそうです。畑や田んぼなどに侵入し食い荒らすなどの被害も多く発生しています。
ただ、捕獲にはお金がかかり、時間もかなり割かれます。その割にお金にはならず、猟師や農家は苦労を強いられています。
消費者として、食べて地域に貢献しようと思いました。
どこで食べられる?買えるの?
イノシシ肉は、豚や牛のようにスーパーには並んでいません。
近くの飲食店を探すことが、吉です。
京都府の丹波地方、徳島県の阿波、香川県の東かがわ市など産地はたくさんあります。その土地のイノシシを食べ比べるのも楽しいかもしれませんね。
ふるさと納税やネット販売はあるので、お試ししてみてください。
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