冬の主役!おでん大根「源助だいこん」from金沢

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うー寒いっ!!今日はおでんにしよう!そんな日が増えてきましたね。

おでんと聞いて皆さんはどんな具材を思い浮かべますか?

私は断然「大根」です。だしのしみたアツアツの大根、体の芯から温まりますよね。

そんなおでんにピッタリの大根があるのをご存知ですか?

今回は、「おでん大根」の異名を持つ「源助だいこん」をご紹介します。

おでん大根「源助だいこん」

「源助だいこん」は石川県金沢市のブランド・加賀野菜にも認定される伝統ある野菜の一つ。金沢に冬の訪れを告げるカニと並び、「金沢おでん」の代表的な具材として地元で親しまれているんですよ。

ご覧の通り、一般的な大根の2倍ほどの太さで、ずんぐりとした形が特徴です。

そんな体型?とは裏腹に、肌は白くて滑らかでとっても綺麗!白毛のアイドル・ソダシにも劣らぬ白さです。

なぜ「おでん大根」と呼ばれているの?

「おでん大根」と言われる所以は、その肉質にあります。

できあがったおでんに箸を通すと…

全く力を入れずにほろっと崩れてしまうほど柔らか。口に運ぶと、そのトロトロ食感に驚くこと間違いなし。

こんなにも柔らかなのに、お鍋で煮込んでいる間はは煮崩れしにくいという特徴を持っているのです!

これはもう、おでん大根と言わずしてなんと言いましょう???

生の状態でも柔らかく、切っている最中にもその柔らかさを感じることができますよ。かつらむきしやすいのもうれしいポイント!

おでんだけでなく、ぶり大根にもぴったりなんです。

そんな冬の味覚に欠かせない「源助だいこん」ですが、生産量はピーク時から大きく減っています。

おいしさの陰に農家さんの「一手間」

昔から受け継がれる「源助だいこん」は、栽培管理が難しく、育てやすく改良された「青首ダイコン」に切り替わってきているためです。

ただ、金沢市内の農家さんたちがその味を受け継ごうと日々奮闘し、おいしい「源助だいこん」を私たちの冬の食卓に届けてくれているのです。

真っ白なきれいな肌も、寒い中冷たい水で洗って出荷してくださる農家さんの一手間があってこそ。感謝しておいしくいただきたいですね。

どこで買えるの?

10月中旬〜12月中旬に出回る「源助だいこん」。産地の金沢市内では、スーパーや市民の台所・近江町市場などで1本400円ほどで販売されています。

金沢は遠いよ…!!という方もご安心を。

ネット通販でも購入できますので、ぜひ「源助だいこん」で冬のあったかおでんを楽しんでくださいね

この記事を書いた人

農業界に一石を投じようと、脱サラした20代。
「産地統一」という無謀すぎる目標を掲げて産地に乗り込む。
地域おこし協力隊という制度の元、研修中。2025年10月からの独立に向けて栽培技術・経営を学ぶ。
理解=説明可能
アウトプットの場としてブログを書いています。

※イニシャルDに登場する「PROJECT.D」のオマージュです。

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