和牛のルーツ「千屋牛(ちやぎゅう)」

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全国の和牛ブランドのルーツと言われる「千屋牛(ちやぎゅう)」

岡山県で生産される黒毛和牛です。

主産地の新見市は山深い、まさに「里」という感じのところ。

新見駅では

新緑の中を堂々と歩く立派な千屋牛のポスターがお出迎え。

地域の誇りの牛なんだな〜ということがうかがえます。

それもそのはず、千屋牛は「日本最古の蔓牛(つるうし)」として、国内の和牛の発展に大きく貢献してきた牛なのです!

「蔓牛」って何?

日本のおいしい和牛は、味が良い血統やお肉がたくさん取れる血統などさまざまな特徴を持った牛同士を掛け合わせて改良されてきました。

特に優れた特徴を持った系統の牛を「蔓牛」と呼びます。

馬でも、とても優秀な馬は名種牡馬としてたくさんの子どもたちにその血統が受け継がれていきますよね。

千屋牛の祖先は、たくさんの優秀な和牛を生み出す礎となった、和牛界の超サラブレッドなのです。

赤身なのにやわらかい!!!

現在流通する多くの和牛は、サシを重視して改良されてきています。

そのため、見た目も華やかでTHE和牛!と言った感じのものが多いですよね。

でもちょっとサシが多すぎるとたくさん食べられないなーという方にオススメなのがこの千屋牛なのです。

千屋牛の特徴は「赤身のおいしさ」。

古くからある血統なので、和牛本来の赤身のうまみや脂の甘さという特徴が色濃く残っています。

そしてやわらかい!!!

こちらは陶板焼き。

焼く前は、赤身なので少しかたいのかなーと思っていたのですが

めちゃくちゃやわらかい笑

うまみがじゅわーっと溶け出して、幸せな気持ちになりました。

新見市内には、こんな希少部位が楽しめる焼肉屋さんもありますよ〜

どこで買えるの?

生産量が少なく、ほとんどが県内消費ですが「JAタウン」などのネット通販でも購入できます。

「千屋牛振興会」のホームページでは、食べられる場所や買える場所を紹介していますのでぜひチェックしてみてくださいね。

ちなみに、総社市など県内の直売所では、ちょっとお得に千屋牛を買えちゃいます!

皆さんも千屋牛を食べて、日本の和牛のルーツに思いをはせてみてはいかがでしょうか🐃

この記事を書いた人

農業界に一石を投じようと、脱サラした20代。
「産地統一」という無謀すぎる目標を掲げて産地に乗り込む。
地域おこし協力隊という制度の元、研修中。2025年10月からの独立に向けて栽培技術・経営を学ぶ。
理解=説明可能
アウトプットの場としてブログを書いています。

※イニシャルDに登場する「PROJECT.D」のオマージュです。

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PROJECT.S~梨産地の統一を目指す若者~

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