栽培面積1位は北海道、収穫量1位は千葉県、生産性1位は神奈川県となっています。
大根は年中栽培されています。代表的なのが9月から3月まで収穫される秋冬大根。その後ハウスやトンネルを活用した栽培や北海道、青森などの冷涼地へ広がったことで春や夏の生産が拡大しました。栽培技術の向上や四季があるおかげで「産地リレー」が可能で、国産の大根を1年中食べられるのです。
農水省が公表する作物統計を基に、2021年産大根の栽培面積・収穫量・生産性についてランキング形式で見ていきます。
統計上、大根は3つの時期に分かれます。
・春
・夏
・秋冬
ダイコン(秋冬) 栽培面積・収穫量・生産性ランキング | うまいもん事典 (msy272.com)
時期別作付面積の内訳
面積、収穫量ともに秋冬大根が7割弱となっています。旬は秋冬です。
栽培面積ランキング
全国の作付(栽培)面積は2万9200ヘクタールです。
1位は北海道で、10%を占める2980ヘクタール。
2位は青森県で、9%の2770ヘクタール。
3位は千葉県で、9%の2570ヘクタール。
4位は鹿児島県で7%の1970ヘクタール。
5位は宮崎県で、6%の1730ヘクタール。
- 一覧は以下の通りです。
収穫量ランキング
全国の収穫量は125万1000トンです。
1位は千葉県で、全体の12%を占める14万7500トン。栽培面積は3位です。
2位は北海道で、11%の14万3200トン。栽培面積は1位。
3位は青森県で、9%の11万4400トン。栽培面積は2位。
4位は鹿児島県で、9万2500トン。栽培面積は4位。
5位は神奈川県で、7万4100トン。栽培面積は8位、順位を上げました。
- 一覧は以下の通りです。
生産性ランキング
栽培面積・収穫量とは雰囲気の変わったランキングです。
全国の10アール当たり収量は4280キロ。
全国大手7卸における、過去5年の大根の1キロ価格は60~95円※でした。
1位は神奈川県で6930キロ。10アール当たりの売り上げは41万5800円~65万8350円。栽培面積は8位、収穫量は5位です。
2位は長崎県で6890キロ。売り上げは41万3400円~65万4550円。栽培面積は12位、収穫量は9位でした。
3位は徳島県で6750キロ。売り上げは40万5000円~64万1250円。栽培面積は26位、収穫量は14位でした。
4位は和歌山県で6630キロ。売り上げは39万7800円~62万9850円。栽培面積は35位、収穫量は31位でした。
5位は千葉県で5740キロ。売り上げは34万4400円~54万5300円。栽培面積は3位、収穫量は1位でした。
- 一覧は以下の通りです。
※1キロ当たりの価格は、日本農業新聞が公表する「Netアグリ市況」の品目「ダイコン」から概算。対象市場は全国大手7卸のデータです。品種ごとや他の卸売業者の価格などは参考にしていません。
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