果実の栽培面積・収穫量・出荷量の推移

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農水省の作物統計より昭和48年(1973)から平成30年(2018)までの推移をグラフにまとめました。(一部品目でデータ不足あり)

おおかたの予想通り、生産量など減少が続いている品目が多数ですが、一方で伸びている品目もありました。

推移グラフとともに、それぞれの生産量・栽培面積・生産性ランキングや品種をランキング形式でまとめた記事を一覧できるようにしました。

温州ミカン(全体、極早生、早生、普通、ハウス)

最も栽培面積が広かったのは、1975年の16万700ヘクタール。そこから毎年、前年比で1~6%の減少を繰り返して、87年に10万ヘクタールを切る9万9700ヘクタール。

その後も減少が続き、2018年には75年比で75%減の3万9600ヘクタールとなっています。

収穫量が最も多かったのも、1975年の366万5000トン。80年に300万トンを下回り、88年に200万トンを下回り、2006年に100万トンを下回りました。2018年には75年比で、79%減の77万3700トンとなっています

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温州ミカン 栽培面積・生産量・生産性ランキング | うまいもん事典 (msy272.com)

時期別の推移もグラフ化しました。(詳細は割愛します)

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2021年産 早生温州ミカンの栽培面積・収穫量・生産性ランキング | うまいもん事典 (msy272.com)

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2021年産 極早生ミカンの栽培面積・生産量・生産性ランキング | うまいもん事典 (msy272.com)

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2021年産 普通温州ミカンの栽培面積・収穫量・生産性ランキング | うまいもん事典 (msy272.com)

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2021年産 ハウスミカンの栽培面積・収穫量・生産性ランキング | うまいもん事典 (msy272.com)

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リンゴ

最も栽培面積が広かったのは、1973年の5万1600ヘクタール。そこから、減少や拡大を続けながら、89年は4万9900ヘクタールと73年比で3・3%減と横ばい傾向でした。

しかし、その後は毎年前年比で1~2%ずつ減少を続け、99年には89年比で11%減の4万4600ヘクタール、20年後の2009年は同13%の3万8800ヘクタールとなっています。2018年は73年比で30%減の3万6200ヘクタールとなっています

収穫量が最も多いのは1990年の105万3000トン。そこから、前年を上回ったり下回ったりを繰り返しながら、面積同様に減少しています。2018年は90年比で、28%減の75万6100トンとなっています

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2021年産 リンゴの栽培面積・収穫量・生産性ランキング | うまいもん事典 (msy272.com)

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リンゴの品種一覧(まとめ) 品種は107種類 | うまいもん事典 (msy272.com)

ブドウ

最も栽培面積が広かったのは、1980年の2万7900ヘクタール。そこから、1~3%の減少が続き、2001年に1万9900ヘクタールと2万ヘクタールを切りました。その後は毎年1%ずつ減少。2018年は80年比で、41%減の1万6700ヘクタールとなっています。

収穫量が最も多かったのは、1979年の35万2000トン。88年に30万トンを切る29万5700トン、2010年には20万トンを切る18万4800トンと減少。2018年は79年比で、50%減の17万4700トンでした

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2021年産 ブドウの生産量・栽培面積・生産性ランキング | うまいもん事典 (msy272.com)

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最も栽培面積が広かったのは、1985、86年の1万8800ヘクタール。前年比で1~2%の減少が続き、2006年に1万4900ヘクタールと1万5000トンを切りました。そして18年は85、86年比で40%減の1万1400ヘクタールとなっています。

収穫量が最も多かったのは、77年の51万8700トン。93年に40万トンを切り、2006年には30万トンを下回りました。18年は77年比で55%減の23万1800トンです。

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2021年産 梨の栽培面積・生産量・生産性ランキング | うまいもん事典 (msy272.com)

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栽培面積が最も広かったのは、1973年の1万7000ヘクタール。前年比で1~3%の減少しながら、82年に1万4800ヘクタールとなりました。93年に1万1800ヘクタール、2011年には9980ヘクタールで1万ヘクタールを下回りました。18年は73年比で43%減の9680ヘクタールとなっています。

収穫量が最も多かったのも、73年で28万1400トン。89年に20万トンを下回り、2006年に15万トンを切りました。そして、18年は73年比で60%減の11万3200トンです。

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桃(もも) 生産量・栽培面積・生産性ランキング2021 | うまいもん事典 (msy272.com)

最も栽培されていたのは、1973年の3万600ヘクタール。75年に3万ヘクタールを下回る。前年比で1%前後の減少を続けながら、17年に2万トンを下回る1万9800トンとなりました。18年は73年比で38%減の1万9100ヘクタールとなっています。

収穫量が最も多かったのは、82年の33万3700トン。2010年に20万トンを下回る18万9400トンとなりました。18年は82年比で38%減の20万8000トンです。

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2021年産 柿の栽培面積・生産量・生産性ランキング | うまいもん事典 (msy272.com)

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最も栽培されていたのは、1983年の3万9200ヘクタール。その後減少が進み、96年に2万9200ヘクタールと3万トンを下回りました。2015年には1万9800ヘクタールと2万ヘクタールを切りました。18年は83年比で53%減の1万8300ヘクタールとなっています。

収穫量が最も多かったのは、79年の6万5300トン。96年に2万トンを下回り、15年には1万6300トンに。18年は79年比で74%減の1万6500トンです。

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2021年産 栗の栽培面積・生産量・生産性ランキング | うまいもん事典 (msy272.com)

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西洋梨

最も栽培されていたのは、2005、6年の1760ヘクタール。そこから1~3%の減少し、18年は05,06 年比で17%減の1470ヘクタール

収穫量が最も多かったのは、03年の3万3800トン18年は03年比で21%減の2万6900トンです。

スモモ

最も栽培されていたのは、1994年の3770ヘクタール。前年比で1%~3%の減少を続け、2010年に2990ヘクタールで3000ヘクタールを下回りました。18年は94年比で27%減2780ヘクタールとなっています。

収穫量が最も多かったのは、91年の4万1000トン。96年に3万トン、17年に2万トンを下回りました。18年は91年比で44%減の2万3100トンです

サクランボ

珍しい動きをする果樹です。

1981年から87年の間は減少したものの、右肩上がりで推移。最も栽培されていたのは2006、7年の4490ヘクタールです。そこから横ばいもしくは1%の減少が続き、18年は06、07年比で3%減の4350ヘクタールとなっています。

収穫量は06年の2万800トンが最大18年は06年比で13%減の1万8100ヘクタールです。

キウイフルーツ

最も栽培されていたのは、1991年の4540ヘクタール。96年に3740ヘクタール、2000年に2960ヘクタールに減少。18年は91年比で57%減の1950ヘクタールとなっています。

収穫量は90年の6万9100トンが最多18年は90年比で64%減の2万5000トンです。

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キウイフルーツの栽培面積・生産量・生産性ランキング | うまいもん事典 (msy272.com)

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キウイフルーツの品種まとめました | うまいもん事典 (msy272.com)

パイナップル

1973~1977年の出荷量の統計はなし

最も栽培されていたのは、1973年の2530ヘクタール。75年に1980ヘクタール、93年に917ヘクタール、2000年に490ヘクタールと減少が続いています。18年は73年比で87%減の319ヘクタールとなっています。

収穫量も73年の5万9100トンが最多18年は73年比で88%減の7340ヘクタールとなっています。

ビワ

最も栽培されていたのは、92年の2440ヘクタール。2004年に1940ヘクタール、13年に1490ヘクタールと減少しています。18年は53%減の1170ヘクタールとなっています。

収穫量は86年の1万4500トンが最多18年は86年比で81%減の2790トン

最も栽培されてたのは2003年の1万8200ヘクタール18年は19%の1万4800ヘクタールとなっています。

収穫量は01年と13年の12万3700トン18年は01、13年比で9%減11万2400トンです。

この記事を書いた人

農業界に一石を投じようと、脱サラした20代。
「産地統一」という無謀すぎる目標を掲げて産地に乗り込む。
地域おこし協力隊という制度の元、研修中。2025年10月からの独立に向けて栽培技術・経営を学ぶ。
理解=説明可能
アウトプットの場としてブログを書いています。

※イニシャルDに登場する「PROJECT.D」のオマージュです。

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