研修で学ぶのは栽培技術にあらず

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農業研修といえば、「栽培技術を学ぶこと」

ですよね。

全く間違ってはいませんが、それだけでは不十分だなと5ヶ月の研修を経て感じています。

学ぶべきは、人の使い方、仕事の段取りなど運営・経営面です。

それを学んでこそ、独立が見えてくるのだと感じています。

まだ独立には早い

7月23日に、市役所の方から「今期の収穫が終わったら1.5ヘクタール空くよ」と報告がありました。

すぐに空くとは思っていなかったので正直テンションが上がりました。これを聞いた日は一日ワクワクしていました(笑)

ただ一方で、現実的な話、目標貯金額には達していないし、まだ年間を通した管理作業を学びきれていない。「うまくいく要素が少ない」と感じてもいました。

考えたとしても自分だけの決断でどうにかなる話ではありません。翌日、研修先にこの話をしました。

返事の要旨はこうです。

  • 1・5ヘクタールからのスタートは悪くない
  • 急に空きが出たとこを見ると、もしかすると機械類も手に入るかも
  • しかし仕事はできない
  • なので、初年度の失敗確率は90%
  • 天候が良く、被害もないイージーな年ならもしかすると金がとれるかも(それ以外は無理)

などを言われました。

仕事=農作業ではない

これまでやってきた、花粉摘み、摘蕾、摘果、新梢管理、仕上げ作業などは一人でもできます。そんなに難しいことはしていないという印象でした。

なので「今までやってきた作業は一人でもできます」と伝えたところ

「これまでは、与えられた農作業をやっていただけ。おじさんおばさん、子供でもできる。それに至るまでの段取り、どこからはじめてどう人を配置すれば効率よく進められるかみたいなことができない」と指摘されました。

「じゃあ、よろしくね」と任されたときに、段取りができるのか

ここを学ばなければいけないのだと気づかされました。

梨の1年は9月から。来年の9月に独立できるように学び方を変えていきます。

この記事を書いた人

農業の統計、新規就農を目指す中で学んだことを紹介|「なるほど」「ためになる」「食べたいな」と思ってもらえるように記事を書いていきます|大阪出身、東京育ち|同志社大学→日本農業新聞 記者4年→2023年4月より茨城県下妻市地域おこし協力隊(イマココ)→梨農家へ|脱サラし0(ゼロ)から独立を目指す26歳|メディア掲載・産経新聞

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