秋冬ダイコンの栽培面積1位は宮崎県、収穫量1位は千葉県、生産性1位は神奈川県です。
秋冬ダイコンはその名の通り、秋から冬(11~3月)にかけて収穫、販売するダイコンを指します。スーパーなどで年中販売されているダイコンですが、時期によって産地が異なります。四季があるおかげで「産地リレー」が可能で、国産の野菜を1年中食べられるのです。
農水省が公表する作物統計を参考に、秋冬ダイコンの栽培面積・収穫量・生産性をランキング形式で見ていきます。
統計上、ダイコンは時期別に3つに分かれています。
・春ダイコン
・夏ダイコン
・秋冬ダイコン(今回の記事)
秋冬ダイコンが最も多い


作付面積、収穫量ともに7割弱。国産の多くが秋冬ダイコンといえます。つまり、旬は冬です。
おでんのダシに浸かったダイコンは最高ですよね・・・。
栽培面積ランキング


秋冬ダイコンの栽培面積は1万9500ヘクタール。
1位は宮崎県で、9%の1660ヘクタール。
2位は鹿児島県で、8%の1640ヘクタール。
3位は千葉県で、8%の1500ヘクタール。
4位は新潟県で、6%の1240ヘクタール。
5位は神奈川県で、5%の961ヘクタール。
6位は青森県で、5%の929ヘクタール。
7位は茨城県で4%の862ヘクタール。
- 8位以下は次の通りです。

収穫量ランキング


全国の収穫量は82万6700トン。
1位は千葉県で、11%の8万8800トン。作付面積は3位。
2位は鹿児島県で、9%の7万8200トン。作付面積も2位。
3位は神奈川県で、8%の6万9600トン。作付面積は5位。
上位の関東勢が作付面積より順位を上げています。
4位は宮崎県で、8%の6万7400トン。作付面積は1位。
5位は新潟県で、6%の4万7400トン。作付面積は4位。
6位は茨城県で、5%の4万300トン。作付面積は7位。
7位は青森県で、4%の3万800トン。作付面積は6位。
- 8位以下は次の通りです。

生産性ランキング

面積や収穫量とは一風変わった順位になります。
全国の10アール当たり収量は4240キロ。
東京都中央卸売市場における平年(過去5年)の秋冬ダイコン1キロ当たり価格は、80円~110円※でした。
1位は神奈川県で、7240キロ。10アール当たりの売り上げは57万9200円~79万6400円。作付面積は5位、収穫量は3位です。
2位は徳島県で、7010キロ。売り上げは56万800円~77万1100円。作付面積は23位、収穫量は10位です。すごい追い上げです。
3位は和歌山県で、6920キロ。売り上げは55万3600円~76万1200円。作付面積は33位、収穫量は27位です。これまたすごい追い上げ。
4位は長崎県で、6540キロ。売り上げは52万3600円~71万9400円。作付面積は15位、収穫量は8位です。
5位は千葉県で、5920キロ。売り上げは47万3600円~65万1200円。作付面積は3位、収穫量は1位です。
- 一覧は以下の通りです。

※1キロ当たりの価格は、農水省が公表する「青果物卸売市場調査(日別調査)から概算。対象市場は東京都中央卸売市場(大田市場・豊洲市場・豊島市場・淀橋市場)のみです。出荷時期や他地域の卸売市場の価格は参考にしていません。
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