夏の農作業に欠かせないのが空調服。
よし、「買おう!」と決意したものの、
いざ調べてみると「結構高い」「何がいいのかわからない」「え、そもそも空調服って総称じゃなかったのか!」
と、頭を悩ませます。
空調服の見るべきポイント3つについて解説します。
私もこの3点を重視して選びました!
風量
まず、空調服で最も重視すべきは冷却能力。冷却能力=風量。
ここを疎かにすると、「風は出てるけど…」と、ただのゴミになってしまいます。
風量はバッテリーの出力を見ればわかります。V(ボルト数)です。
私の買ったものを参考に説明します。
18V、15V、10V、6Vと並んでいます。
4段階に出力できます。状況に応じて変えられるのは良いですね。
30度での作業は10Vあれば十分涼しかったです。
ただ、これ以上暑くなると瞬間的に大きな風量で冷やす必要があると感じました。
そこで機能として18や15Vが重要になってきます。
特に18Vは家の扇風機の強くらいの風量で、一瞬で服の中が涼しくなります。最高!!!!
最高出力は要チェックです。(値段も張りますが、ケチると損します)
空調服の真価を発揮するのは「よく汗をかいているとき」。小型ファンで、服の中に外気を取り入れ、体の表面に大量の風を流すことにより、汗を気化させて熱を奪う仕組みで涼しく感じます。
汗をかいていない状態で風を送るだけでは、少し物足りなさがあるのでご注意ください。
バッテリー容量
風量が出ても、バッテリーが長持ちしなけば意味がありません。
近年の新商品は3300㎃h前後です。
これ以下のバッテリーでは一日使えません。
電圧とそれに準じた連続稼働時間は必ず確認しましょう。
10Vで8時間以上使えるならば合格といえます。
いろいろ条件が付いているので、ここも確認しないと「え、全然使えないじゃん」と後悔します。
水洗いできる
見逃しがちな点がこれ。ファンが水洗いできるかどうか。
家の扇風機も使っているとほこりが溜まります。空調服につけるファンも同じで汚れます。
しかも野外。砂埃などでより汚れます。
汚れが溜まれば扇風機の機能が落ちてしまいます。まめに拭き取る手間を惜しまないなら無視していいですが、はっきり言って面倒。
私は一発終えたいと思い、水洗いできるものを購入しました。
水洗いに対応していないものも多い印象なので要確認です。特にネットで買う場合は見落としがちです。
番外編
上の基準からバッテリーとファンを決めた。
次に「ファンをつける服はどれがいいのか」ということになります。
私の結論は、①なるべく薄く②裾が絞ってある③ベスト型です。
①服は薄くないと単純に暑い。
②首から風が抜けるところがこの空調服のキモ。袖から抜けてしまうような服はもったいない。
③長袖、半そで、ベストと3種類ありますが、熱中症対策には首元を涼しくすることなので腕に風は必要ない。
というのが私なりの結論です。
まとめ
今回は空調服の選び方を紹介しました。
- 風量
- 出力
- 水洗いの可否
です。
私が買ったのは株式会社空調服のSK23011SERIES
値段、スペックを総合判断しての結果です。ファンとバッテリーのほか、充電アダプター・バッテリーケース、ケーブルのセットで19000円でした。
それに、服は空調服が出すジーベックのベスト型。
薄手で使いやすいです。
いろんな会社から商品が展開されていますが、風量が強い・長持ちするなどそれぞれ特徴があります。どこを重視しているを確認し、自分の作業にあった空調服を選んでください。
自分の作業にあった空調服で、快適な夏の作業を手に入れてください!
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