農業経営の前に大事なのは栽培技術。
栽培技術の元になるのは植物の生理現象。
しかし文系の私には素地がないので、まずは興味が出そうな内容の本をセレクトしました。
梨に栽培に生かせそうな部分も多数ありました。
植物はどうやって水を循環させるのか
人間は心臓がポンプの役割をして、全身へ血液を流します。
そのほかの動物も同じで、3メートルの高さにもなるキリンも同じ仕組みです。
しかし、それ以上の高さへの供給は理論上難しいそうです。
50メートル、100メートルあるような木はどのように循環させているのか。
それが蒸散です。
葉の気孔から水蒸気を出すことで、水を根から吸い上げる仕組みになっています。
つまり、根と葉はリンクしているということ。
これは梨の栽培にも活かせます。
葉の少ない部分が主枝や亜主枝などがあれば、それは根っこが不足しているということ。
思い切って切るのか、強剪定で復活を促すのか、なんていう選択を取れます。
当たり前の話ですが、再確認出来てよかった内容でした。
葉の役割
葉は光合成をおこなう器官。
太陽光を受けて、葉緑素(クロロフィル)が成長に必要な糖を生産します。
湿度が高いとより光合成が活発になります。高温多湿の日本は光合成には最適な気候ということなのですかね。
じめじめは大嫌いでしたが、多湿が植物にいい影響を与えていると思うと悪くないですね(笑)
つまり葉の育成こそが、木の状態を良くも悪くもするということ。
葉に影響が出たということは、管理が甘かったという木の訴え。
葉に影響が出る一歩手前で木の健全化を図れるような観察力を身につけたいです。
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