2021年産 メロンの作付面積・収穫量・生産性ランキング

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茨城県が三冠達成👑 さすが「メロン王国」ですね。

メロンには4つの作型があるため年中食べることができます。収穫は促成・半促成栽培の3月を皮切りに、5~9月まで続きます。高級メロンを育てる温室栽培は年4作の場合、3~4月、7~8月、10~11月、12月に収穫されます。

程よい甘さに芳醇な香り。そしてじゅわっと出る果汁が上品な味わいの果実です。(農水省の作物統計では果実的野菜として野菜の一覧にまとめられています)

農水省の作物統計を参考に、2021年産メロン(温室メロン含む)の作付面積・収穫量・生産性をランキングでまとめました。

作付面積ランキング

400ha以下がその他

全国の作付面積は6090ヘクタールです。うち、約10%(607ヘクタール)が温室メロン。

1位は茨城県で、20%の1210ヘクタール。

同県によると、20年以上生産量1位を誇る産地。県オリジナル品種に「イバラキング」があります。「茨城のメロンの王様になってほしい」という思いから名付けたそうです。鉾田市、水戸市、茨城町で栽培されています。

2位は北海道で、15%の925ヘクタール。

最も有名なブランドメロンは赤肉「夕張メロン」でしょうか。その他赤肉「富良野メロン」や「らいでんメロン」などもあります。夕張市には、メロンと熊を掛け合わせたメロン熊というゆるキャラ(?)がいます。夕張の農家を荒らし、おいしいメロンを食い荒らしたことで変貌したそう。癖がつよい。

3位は熊本県で、14%の849ヘクタール。

さまざまな品種を栽培しており、「アールスメロン」、「アンデスメロン」、「クインシーメロン」、「肥後グリーンメロン」、「ホームランスターメロン」などがあります。

上位3県で、約半分の作付面積を占めます。

4位は山形県で、8%の495ヘクタール。7月〜8月の夏場のメロンを担うのが同県です。庄内地域が産地として有名です。

5位は青森県で、7%の449ヘクタール。「タカミメロン」「レノンメロン」が主力品種。JA全農あおもりによると主力産地はつがる市で、同県の作付面積の7割以上を占めているそうです。

  • 一覧は以下の通りです。

収穫量ランキング

9000トン以下がその他

全体の収穫量は15万トン。うち、約11%(1万7000トン)が温室メロン。

1位は茨城県で、24%の3万6500トン。作付面積も1位。

2位は熊本県で、17%の2万540トン。面積は3位。

3位は北海道で、14%の2万400トン。面積は2位。

4位は山形県で、7%の1万400トン。面積も4位。

5位は青森県で、7%の9650トン。面積も5位。

6位は愛知県で、6%の9610トン。面積6位。

  • 一覧は以下の通りです。

生産性ランキング

全国の10アール当たり収量は、2460キロ。

平年(過去5年平均)の1キロ当たり単価は、450円~600円※でした。

1位は茨城県で、3020キロ。10アール当たりの売り上げは、135万9000円~181万2000円。全てで1位です。

2位は熊本県で、2990キロ。売り上げは134万4500円~179万4000円。面積は3位、収穫量は2位でした。

3位は静岡県で、2620キロ。売り上げは117万9000円~157万2000円。面積・収穫量ともに8位。

4位は愛知県で、2590キロ。売り上げは116万5500円~155万4000円。面積・収穫量ともに6位。

5位は千葉県で、2560キロ。売り上げは115万2000円~153万6000円。面積・収穫量ともに8位。

  • 一覧は以下の通りです。

※1キロ当たりの価格は、農水省が公表する「青果物卸売市場調査(日別調査)から概算。対象市場は東京都中央卸売市場(大田市場・豊洲市場・豊島市場・淀橋市場)のみです。品種や他地域の卸売市場の価格などは参考にしていません。

この記事を書いた人

農業界に一石を投じようと、脱サラした20代。
「産地統一」という無謀すぎる目標を掲げて産地に乗り込む。
地域おこし協力隊という制度の元、研修中。2025年10月からの独立に向けて栽培技術・経営を学ぶ。
理解=説明可能
アウトプットの場としてブログを書いています。

※イニシャルDに登場する「PROJECT.D」のオマージュです。

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