栽培面積・生産量の1位は和歌山県。2位が愛媛県で、3位が静岡県です。
生産性では佐賀県、熊本県が巻き返してきます。
農水省が公表する作物統計を基に、栽培面積・生産量・生産性についてランキング形式で見ていきたいと思います。
統計上、温州ミカンは4種に分かれています。
・極早生
2021年産 極早生ミカンの栽培面積・生産量・生産性ランキング | うまいもん事典 (msy272.com)
・早生
2021年産 早生温州ミカンの栽培面積・収穫量・生産性ランキング | うまいもん事典 (msy272.com)
・普通
2021年産 普通温州ミカンの栽培面積・収穫量・生産性ランキング | うまいもん事典 (msy272.com)
・ハウス
2021年産 ハウスミカンの栽培面積・収穫量・生産性ランキング | うまいもん事典 (msy272.com)
・上記すべての合計(温州ミカン、この記事)
・品種一覧はこちら
温州ミカンの品種一覧(まとめ) 全114種類 | うまいもん事典 (msy272.com)
栽培面積ランキング
2021年の温州ミカンの栽培面積は3万7000ヘクタールです。前年比2%減。
1位は約18%の6780ヘクタールを占める和歌山県。「みかんといえば愛媛」という方もいらっしゃるかと思いますが、実は和歌山がミカンで1位。
2位が15%で5460ヘクタールの愛媛県。温州ミカンでは和歌山県に負けていますが、年間を通してかんきつがある県として「かんきつ王国」を名乗っています。10月の極早生ミカンから8月の河内晩柑まで出荷があります。
3位が13%で4920ヘクタールの静岡県。2017年頃、アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」に沼津市のブランドミカンである寿太郎みかんがアニメに登場し話題になりました。その後、主人公がプリントされた段ボールに入れて販売されるなどコラボが続いています。
ここからは九州勢が続きます。余談ですが、今私たちが食べている温州ミカンは鹿児島県から広がりました。
4位が10%で3830ヘクタールの熊本県。
5位が7%で2560ヘクタールの長崎県。
6位が5%で1860ヘクタールの佐賀県。
7位以下は次の通りです。
生産量ランキング
2021年産温州ミカンの収穫量は74万9000トンです。
1位は和歌山県。20%の14万7800トンが収穫されています。
2位は愛媛県で、17%の12万7800トン。
3位は静岡県で、13%の9万9700トン。
4位は熊本県で、12%の9万トン。
5位は長崎県で7%の5万2000トン。
6位以下は次の通りです。
生産性ランキング
全国の10アール当たり収量は2020キロです。
栽培面積や収穫量とは一風変わったランキングとなっています。九州勢が巻き返してきました。
11月〜1月の全国主要市場における温州ミカンの1キロ価格はおよそ220円〜300円※でした。
1位は佐賀県の2520キロ。10アール当たりの売り上げは55万4400円~75万6000円。生産量・面積では6位でした。
2位は熊本県の2480キロ。売り上げは54万5600円~74万4000円。生産量・栽培面積では4位。九州勢が上位を占めます。
3位は愛媛県の2340キロ。売り上げは51万4800円~70万2000円。生産量・栽培面積では2位。
4位は和歌山県の2180キロ。売り上げは47万9600円~65万4000円。生産量・栽培面積ともに1位。
5位は愛知県の2150キロ。売り上げは47万3000円~54万5000円。生産量は8位、栽培面積は7位。
以下は一覧表です。
※温州ミカンの1キロ価格は農水省の「青果物卸売市場調査(日別調査)」を基に算出。出荷時期や品種など全く考慮していませんので、ご参考程度にご覧ください。
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