2022年産 びわの生産量・栽培面積・生産性ランキング

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栽培面積・生産量1位長崎県。生産性1位は兵庫県でした。

旬が短いびわ。5~6月の時期を逃すと食べられない果物です

小学生の頃、自宅近くのびわの樹から勝手にとって食べていた記憶があります。幹線道路近くの樹は、日当たりよく、樹も大きいのになぜかおいしくありませんでした。一方、人通りがなく、日当たりもよくないであろう樹の果実の方がおいしくて不思議でした。その当時は「車の排気ガスを多く吸っているからおいしくないのか」と勝手に解釈していました。本当の理由はわかりません。

農水省が公表する作物統計を参考に、2022年産びわの栽培面積・生産量・生産性をランキング形式で見ていきたいと思います。市場単価をもとに売り上げも掲載しています。

栽培面積ランキング

全体の栽培面積は905ヘクタール

1位は長崎県で、32%を占める290ヘクタール。

2位は千葉県で、14%の131ヘクタール。

3位は鹿児島県で、9%の83ヘクタール。

4位は香川県で、7%の61ヘクタール。

5位は愛媛県で、54ヘクタール。

  • 一覧は以下の通りです。

収穫量ランキング

全国の収穫量は2530トン

1位は長崎県で、34%を占める853トン。面積も1位。

2位は千葉県で、16%の417トン。面積も2位。

3位は鹿児島県で、7%の189トン。面積も3位。

4位は兵庫県で、6%の146トン。面積は7位。

5位は香川県と愛媛県で、5%の128トン。香川の面積は4位、愛媛は5位でした。

  • 一覧は以下の通りです。

生産性ランキング

全国の10アール当たり収量は280キロです。

全国大手7卸における5~6月のびわの1キロ価格は、1000~1500円※でした。取引量を見ると、3月から少しづつ取引が始まっています。徐々に数量が増え、5月中旬にピークを迎えます。そこから減少し、データとしては6月の下旬に取引を終えています。

1位は兵庫県で、10アール当たり収量は384キロ。売り上げは38万4000~57万6000円。面積は7位、収穫量は4位でした。

2位は千葉県で、318キロ。売り上げは31万8000~47万7000円。面積、収穫量ともに2位。シルバーコレクターですね。

3位は長崎県で294キロ。売り上げは29万4000~44万1000円。面積と収穫量は共に1位。

4位は大分県で、259キロ。売り上げは25万9000~38万8500円。面積は6位、収穫量は7位。

5位は愛媛県で、237キロ。売り上げは23万7000~35万5500円。面積は5位、収穫量は6位。

  • 一覧は以下の通りです。

※※1キロ当たりの価格は、日本農業新聞が公表する「Netアグリ市況」の品目「びわ」から概算。対象市場は全国大手7卸です。品種ごとや他の卸売業者の価格などは参考にしていません。

この記事を書いた人

農業界に一石を投じようと、脱サラした20代。
「産地統一」という無謀すぎる目標を掲げて産地に乗り込む。
地域おこし協力隊という制度の元、研修中。2025年10月からの独立に向けて栽培技術・経営を学ぶ。
理解=説明可能
アウトプットの場としてブログを書いています。

※イニシャルDに登場する「PROJECT.D」のオマージュです。

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