2021年産 ネギの生産量・栽培面積・生産性ランキング

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栽培面積・生産量1位は埼玉県、生産性1位は北海道

暑さと寒さ両方に強い作物で、全国で広く栽培されています。乾燥には強いですが、水分過剰には弱いです。ネギの選び方は、白い部分が長く、緑の部分がハッキリとわかれているもの、巻きがしっかりしており光沢があるもの、白い部分がふかふかしていないものがポイントのようです。参考:JAグループとれたて大百科

農水省が公表する作物統計を基に、2021年産ネギの栽培面積・収穫量・生産性についてランキング形式で見ていきます。

農水省の統計では、

・春

・夏

・秋冬

の3つに分かれています。

秋冬が最盛期

鍋の商材に欠かせないネギ。

秋冬が最も多く流通し、面積・生産量ともに6割占めています。

栽培面積ランキング

900ha以下がその他

全国のネギの栽培面積は2万1800ヘクタール。全国の至る所で栽培されています。

1位は埼玉県で、全体の10%を占める2150ヘクタール。

2位は千葉県で、9%の2020ヘクタール。

3位は茨城県で、9%の1990ヘクタール。

4位は大分県で、5%の983ヘクタール。

5位は群馬県で、5%の966ヘクタール。

  • 一覧は以下の通りです。

生産量ランキング

1万5000トン以下がその他

全国の生産量は44万400トン。経済活動の主な担い手となる生産年齢人口(15~64歳)は約7500万人で、収穫量を生産人口で割ると、1人当たり約5・9キロ。1本の長ネギの重さを100グラムとすると、58本となります。ちなみに、日本の総人口は1億2485万人(総務省、22年11月1日現在)です。

1位は埼玉県で、全体の12%を占める5万2400トン。栽培面積も1位。

2位は千葉県で、12%の5万2300トン。栽培面積も2位。

3位は茨城県で、12%の5万2200トン。栽培面積も3位。

4位は北海道で、5%の2万1600トン。栽培面積は9位。

5位は群馬県で、4%の1万8400トン。栽培面積も5位。

  • 一覧は以下の通りです。

生産性ランキング

全国の10アール当たり収量は2020キロ

全国大手7卸における、1~12月のネギの1キロ価格は250~425円※でした。市況の値動きは、量が多くなる10月から2月の期間は200~400円で推移してしますが、量が少なくなる5月から9月は大体300~400円と安定してます。

1位は北海道で、3300キロ。10アール当たりの売り上げは82万5000円~140万2500円。栽培面積は9位、生産量は4位。

2位は茨城県で、2620キロ。売り上げは65万5000円~111万3500円。栽培面積・生産量ともに3位。

3位は千葉県で、2590キロ。売り上げは64万7500円~110万750円。栽培面積・生産量はともに2位。

4位は京都府で、2580キロ。売り上げは64万5000円~109万6500円。栽培面積は23位、生産量は19位。

5位は青森県で、2490キロ。売り上げは62万2500円~105万8250円。栽培面積は17位、生産量は10位。

  • 一覧は以下の通りです。

※1キロ当たりの価格は、日本農業新聞が公表する「Netアグリ市況」の品目「ねぎ」から概算。対象市場は全国大手7卸です。品種ごとや他の卸売業者の価格などは参考にしていません。

この記事を書いた人

農業界に一石を投じようと、脱サラした20代。
「産地統一」という無謀すぎる目標を掲げて産地に乗り込む。
地域おこし協力隊という制度の元、研修中。2025年10月からの独立に向けて栽培技術・経営を学ぶ。
理解=説明可能
アウトプットの場としてブログを書いています。

※イニシャルDに登場する「PROJECT.D」のオマージュです。

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